インテリアのしごとについて~
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一年を越える長いスパンで携わってきたホスピタルの竣工式に参列させていただきました。
手水の儀からはじまる厳かな神事、オーナー様からねぎらいの言葉をいただけた落成祝い。手馴れた大手ゼネコンさんの進行の中、改めてこのプロジェクトの貴重さを思い知り、身の程もないワタシが関わらせていただけたことに奮える思いがよみがえります。
シンプル主義で質感重視のワタシ・・・「色」に悩んだ日々でしたが、完成してみて、この広いフロアを単色にポイントだけでは何とも間延びした空間になっただろうと気付きます。また、気付いたといえば色合せのおもしろさ、色みの足し算・引き算の妙もありました。
リハビリ室の床は、患者さまのはげみになるような張り分けをデザインしました。「あの緑まで50cm!」とがんばっていただけますように。。。でも、張ってあるのはタイルではなく、長尺シート。敷き込みには大変な手間があったと思います。いつも、現場には迷惑なコーディネーターになってしまってます、申し訳ない・・・でも、やらかす・・・。
建具枠だけのポイント塗装も手間入りですよね。 ほんとに内装屋さん、職人さんには頭上がりません。。。
診察室のベット間仕切りは輸入生地ですが柄物を使用しました。緊張の空間のグリーンで少しでもホッと癒していただけたらと思います。チェアの色も合わせていただいてます。
サインのフォントにはこだわり貫いたオーナーさま。このへんで「あか抜け感」が違ってくるんでしょうね~。
引渡しも終わり、もう自由には入れない空間。それは、戸建てでもいつものことですが、少しのさみしさと安堵感に浸ってしまう・・・って、ちがう!ちがう!残工事でまだ数日・・・明日さっそくお伺い。もう結構!といわれるまでがんばります。
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